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ちょっとおバカな「ほたる」の小説レビューブログ

「君の膵臓をたべたい」佐野よる【恋愛・青春】

 

君の膵臓をたべたい 佐野よる

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レビューを読む前にこちらをご覧ください(*^◯^*)

はじめに - ほたるBOOK STORE

 

ある日、高校生の僕は病院で一冊の文庫本を拾う。

タイトルは「共病文庫」。

それはクラスメイトである山内桜良が綴った、

秘密の日記帳だった。

そこには、彼女の余命が膵臓の病気により、

もういくばくないと書かれていてー。

読後、きっとこのタイトルに涙する。

「名前のない僕」と「日常のない彼女」が

織りなす、大ベストセラー青春小説。 

              ー裏表紙より引用ー

 

感想

一言で言って、

感動!!!!!!!!

 

いや、一言じゃ終わらせれないw

 

ただの恋愛ものではなく

「死」を覚悟しているからこその

重みのある言葉で

「生きている」ということを考えさせられます。

 

そして、

この本の語り手は「僕」。

この「僕」の独特な考え方と生き方

ついつい興味が出て、先へ先へと進みやすかった。

また、

最後になってやっと名前を知ることができる仕組み。

名前を出さないことで

周りが「僕」のことをどう思っているのか

いろんな言葉で表されていて

場面ごとにそれが変わっていって

それも面白みの一つ。

 

 

読んでいる私にとっては手に取るように

お互いの感情がわかってはいたのだけど…w

小説内での二人はモヤモヤしていたお互いへの

想いが最後の最後でやっとわかるという展開に

切なく、とても感動。

 

甘酸っぱさがあり、

ただの高校生の恋愛ものでもない、

生と死について考えさせられるこの本。

すごく奥が深かった。

 

結末からの題名の意味に

涙が誘われるかも!?

 

 

ほたる評価

おもしろさ:★★☆

感動:   ★★★

読みやすさ:★★☆

全体:   ★★★★★☆

 

 

語り手が「僕」なため、

普通の小説よりも慣れ親しんだ口調

読めるのが良かった。

強いて言えば、

ちょっと最後の繰り返しの文が多かったかな…なんてw

最後の感動をもう少し引き伸ばしても

良さそうな気持ちもして…w

でも

なんだか桜良のおバカさが私にかぶって

自分もこう言うな〜って思ったら

クスッと笑えてしまう部分が多くて

二人のやりとりに面白みを感じました。w

でも、最後は感動だからね!!w

 

小説初心者の人も読みやすい作品として

お勧めします!!!!!!!!

 

 

君の膵臓をたべたい (双葉文庫)

君の膵臓をたべたい (双葉文庫)

 

 

 

 

最後まで読んでくれてありがとう!

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